なぜ食べてくれないの?
なぜ食べてくれないの?―プロから教わる保育術
たまたま見かけた書店にあったこの本。
「なぜ食べてくれないの?」
これは、かつて私が来る日も来る日も、繰り返していた言葉。
子どものために・・と一生懸命作った食事や離乳食。
さも、おいしくなさそうに吐き出されると、本当に悲しい。
そして
「なぜ食べてくれないの?」のその背景にある、子どもと食のことの核心に迫ることが
ここに書かれていました。
「子どもたちを食で育てるのが食育ですね。では、何を育てるのでしょうか?
もちろん、からだです。
だから何を食べるかはとても大事。
けれど、それだけではありません。
どうやって食べることを覚えるか。それによって、からだ以外に育つものが
あるのです。
今日はそのお話をしようと思います。」
というくだりで始まる、この本を読み進めていくと、
「そ、そうだったのかー!」と
赤ちゃんや小さな子どもたちの、子どもの言葉にできない心までもが見えてくる。
”食”は子どもの体も、心(精神)も、運動能力も、コミュニケーション力もすべてをつくる。
食事の量や質もとっても大事。
そして、それを超えたところに、人間としての、人間だけが持つ”食”のあり方がある。
具体的なこともいっぱい書いてあって、いいなぁ、これ。
離乳食のスタート前にぜひ読んでおきたかったなあぁぁ・・・(涙)
この方法をとれば、うまくいく!かどうかは、分かりませんが、
”子どもの食事”や”まだ言葉を話さないくらい小さな子どもへの認識”は確実に変わると
思います。
今、まさに子どもの「食べない」に悩む人たちの
今、”こどもの食”を前に、がんばってしまっているお母さん、お父さんたちの必読書です。
なぜ食べてくれないの?―プロから教わる保育術